施設ケアプランの記載事例集|ニーズ・長期目標・短期目標の文例を29記事から探す【特養・老健】

施設サービス計画書(施設ケアプラン)のニーズ・長期目標・短期目標の例文・文言集のテーマ別まとめページです。

特別養護老人ホーム・老人保健施設・グループホームなどで施設ケアプランを作成する際のお手伝いをします。

・施設ケアプランのニーズや目標の文例を探しているケアマネの方へ
・監査や実地指導での指摘を避け、安心して業務に取り組みたい方へ

施設ケアプランは、多くの入居者を抱えるなかで画一的な文言になりやすいという課題があります。「毎回同じような文言になってしまう」「個別性のある目標の書き方がわからない」と悩むケアマネも多いのではないでしょうか。

このサイトでは、入浴・食事・排泄・移動などの基本的なADLから、生きがい・認知症・看取りまで、施設ケアプランでよく登場するテーマ別に例文ページを用意しています。介助レベル(全介助・一部介助・見守り)に応じた文例と、本人の言葉に近いニーズ表現を意識した個別性のある文言を掲載していますので、ぜひご活用ください。

施設ケアプランの文言例文集【テーマ別一覧】

テーマ別の例文ページへのリンクをまとめました。目的のテーマをクリックしてお使いください。

日常生活動作(ADL)に関する施設ケアプラン例文

施設での日常生活を支える基本的なADLに関するニーズ・目標の例文集です。介助レベル別(全介助・一部介助・見守り・自立)に文例を掲載しています。

生きがい・精神・認知症に関する施設ケアプラン例文

施設生活の質や精神的な安定、認知症ケアに関するニーズ・目標の例文集です。画一的になりやすい施設ケアプランに個別性を持たせるうえで特に重要なテーマです。

健康管理・医療的ケアに関する施設ケアプラン例文

服薬・バイタル管理・疾患管理・褥瘡予防など、施設での健康管理・医療的ケアに関するニーズ・目標の例文集です。

施設ケアプランを作成するときのポイント

施設ケアプランは居宅ケアプランと異なり、施設で生活するすべての入居者に作成します。多くの入居者を担当するなかで、ついつい文言が画一的になってしまうことがありますが、いくつかのポイントを意識することで個別性のあるプランが作れるようになります。

ニーズは本人の言葉に近い表現で

「入浴介助が必要」という事実を書くのではなく、「お風呂が大好きなので、施設でも湯船につかって温まりたい」というように、本人の希望・気持ちに近い言葉で表現することが大切です。アセスメントの際に本人や家族から聞いた言葉を活かすことで、その人らしさが伝わるニーズになります。

介助レベルを目標に反映させる

同じ「入浴」でも、全介助の方と一部介助の方では目標が異なります。「できる部分は自分で行いながら」「職員の介助のもとで」「見守りのもとで自立して」など、介助レベルに応じた表現を使うことで、実態に即した目標になります。

長期目標は「その人がどうなりたいか」

長期目標は「どのような生活を送れるようになるか」という到達点を示します。「清潔が保たれる」という機能的な目標だけでなく、「さっぱりとした気持ちで毎日を過ごせるようになる」「お風呂を楽しみながら生活できるようになる」というように、生活の質・気持ちの部分も盛り込むと個別性が出ます。

短期目標は具体的な行動・頻度で

短期目標は「いつ・誰が・何を・どのくらいの頻度で」が明確になるよう、具体的に書きます。「週2回の入浴介助を受け」「毎食後の口腔ケアを継続し」のように、サービス内容と連動した表現が実地指導でも評価されます。

定期的な見直しを忘れずに

施設入居者の状態は変化します。特に看取り期・リハビリ中・急性期後など、状態が変化しやすい時期は短期目標の期間を短く設定し、こまめな見直しを行いましょう。

機能維持・リハビリに関する施設ケアプラン例文

機能低下の予防・リハビリ・転倒予防など、身体機能を維持・向上させるためのニーズ・目標の例文集です。

疾患・状態別の施設ケアプラン例文

特定の疾患や状態を持つ入居者に対するケアプラン作成の参考になる例文集です。疾患特有のニーズや医療的管理を踏まえた目標文例をまとめています。

長期目標だけをまとめて見る

「長期目標の言い回しだけ確認したい」というときのために、テーマ別に長期目標を抜き出しました。施設ケアプランの長期目標は、「〜できるようになる」「〜が維持できる」「〜が保たれる」という形で、入所生活の中で目指す状態を書くのが基本です。

テーマ 長期目標の例
食事・栄養 必要な栄養が摂取でき、食事を楽しみながら体力が維持できる
排泄 排泄の失敗が減り、自尊心を保ちながら生活できる
入浴・清潔 定期的な入浴により清潔が保たれ、皮膚トラブルなく過ごせる
移動・移乗 安全な移乗方法が定着し、転倒なく施設での生活が続けられる
リハビリ・機能訓練 身体機能が維持され、自分でできる動作を続けられる
廃用予防・離床 離床の機会が確保され、寝たきりにならずに生活できる
認知症・BPSD 不安が軽減され、穏やかに過ごせる時間が増える
褥瘡・拘縮予防 褥瘡を発生させることなく、安楽な姿勢で過ごせる
服薬・健康管理 服薬が確実に行われ、持病が安定した状態で生活できる
口腔・整容・更衣 身だしなみが整えられ、自分らしい姿で過ごせる
疼痛管理 痛みが緩和され、安楽に日々を過ごせる
転倒予防 転倒による骨折なく、安全に施設内を移動できる
生きがい・社会参加 楽しみや役割を持ち、いきいきと生活できる
家族関係・面会 家族とのつながりが保たれ、安心して施設で暮らせる
看取り 苦痛が緩和され、本人・家族が望む形で最期の時間を過ごせる

それぞれのテーマに対応する短期目標とニーズは、上の一覧の各記事に掲載しています。長期目標を決めてから、その達成に向けた段階として短期目標を選ぶ流れがつくりやすいと思います。

施設種別ごとの探し方

同じ施設ケアプランでも、施設の役割によって目標の重心が変わります。担当する施設に合わせて読む順番を変えてみてください。

施設種別 目標の重心 優先して見たいテーマ
特別養護老人ホーム(特養) 生活の場としての暮らしの継続、安楽、尊厳 食事・排泄・入浴・生きがい・看取り・家族関係
介護老人保健施設(老健) 在宅復帰に向けた機能回復と生活動作の獲得 リハビリ・機能訓練/移動・移乗/廃用予防・離床
グループホーム 認知症ケアと共同生活の中での役割 認知症・BPSD/生きがい・社会参加/口腔・整容・更衣
介護付き有料老人ホーム 個別性の高い生活支援と医療連携 服薬・健康管理/疼痛管理/家族関係・面会

サ高住や住宅型有料老人ホームは介護保険上「自宅」の扱いとなり、居宅サービス計画(第1表〜第3表)を使います。施設ケアプランとは様式が異なるため、サ高住・住宅型有料老人ホームのケアプラン文例集をご覧ください。

施設ケアプランで書き方が変わる点

居宅のケアプランから施設に移った方が戸惑うのは、次の点です。

本人の意向が確認しにくいことが多い
入所している方は認知症が進んでいることも多く、言葉での意向確認が難しい場面が増えます。表情や普段の様子、家族から聞いた生活歴をもとに「こう過ごしたいのではないか」と推し量った内容を書くことになります。その場合も、どう推し量ったのかを記録に残しておくことが大切です。

24時間の生活すべてが対象になる
居宅は「サービスが入る時間」を組み立てますが、施設は起床から就寝まで、夜間も含めた生活全体が計画の範囲になります。日課の中での関わり方を書く場面が増えます。

多職種が同じ施設内にいる
看護職員、機能訓練指導員、管理栄養士が同じ建物にいるため、連携の速さが違います。計画にもそれぞれの役割を具体的に書き込めます。

モニタリングの頻度基準が異なる
居宅ケアマネの「月1回訪問」という数値基準はなく、「定期的に」実施することが求められます。施設の運営規程で定めた頻度に従うのが基本です。詳しくはケアマネのモニタリングとはをご覧ください。

居宅ケアプランの例文集もあわせてご活用ください

居宅介護支援のケアプラン(在宅版)の例文集は、以下のカテゴリからご覧いただけます。服薬管理・リハビリ・認知症・疾患別など幅広いテーマの例文を掲載しています。

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利用者負担軽減の仕組みの改定

補足給付(負担限度額認定)に関わる見直しは、以下のとおりです。

令和6年8月1日施行 基準費用額の見直し

令和7年8月1日施行 多床室の室料負担