
施設ケアプランの入浴に関するニーズ・長期目標・短期目標の例文・文言集です。
特別養護老人ホーム・老人保健施設・グループホームなどの施設サービス計画書(第2表)を作成する際のお手伝いをします。
・入浴に関するニーズや目標の文例や記入例を見ながら、施設ケアプランの作成をスムーズに進めたい方へ
・監査や実地指導での指摘を避け、安心して業務に取り組みたい方へ
施設での入浴は、清潔保持だけでなく「楽しみ」「リラックス」「生きがい」としての意味も持ちます。しかし多くの入居者を抱える施設では、ケアプランの文言が画一的になりやすいのが現実です。「週2回入浴介助を行う」という援助内容は同じでも、ニーズや目標の文言は一人ひとり違うはずです。本人の言葉・希望・生活歴を反映した個別性のある文言を意識してお使いください。介助レベル(全介助・一部介助・見守り・自立)に応じた文例もあわせてご活用ください。
居宅サービス計画(居宅ケアプラン)の入浴・衛生管理文例
居宅サービス計画(居宅ケアプラン)の入浴・衛生管理に関する文例集はこちら。
施設ケアプラン・入浴に関するニーズ・長期目標・短期目標例文一覧
施設での入浴ケアプランを作成するときは、「なぜ入浴が大切なのか」を本人の視点で表現することがポイントです。清潔保持という医療的な視点だけでなく、「お風呂が好き」「さっぱりしたい」「湯船につかりたい」という本人の希望を反映させることで、個別性のある目標になります。
全介助での入浴に関するニーズ・目標
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 自分では体が洗えないが、さっぱりした状態で気持ちよく毎日を過ごしたい | 職員の介助により清潔が保たれ、さっぱりとした気持ちで毎日を過ごせるようになる | 週2回の入浴介助を受け、全身の清潔が保たれる状態を維持できる |
| お風呂が大好きなので、施設でも湯船につかって温まりたい | 職員の介助のもとで湯船につかることができ、入浴を楽しみながら生活できるようになる | 週2回の一般浴または機械浴で湯船につかり、入浴の楽しみが継続できる |
| 体を動かすことができないが、清潔にしてもらいながら気持ちよく過ごしたい | 全身の清潔が保たれ、皮膚トラブルなく快適に生活できるようになる | 週2回の機械浴介助を受け、皮膚の清潔と状態観察が定期的に行われる |
| 入浴中に転倒するのが怖いため、安心して体を洗ってもらいながら清潔を保ちたい | 安全な入浴介助を受けながら清潔が維持され、安心して生活が続けられるようになる | 職員による全介助のもとで週2回入浴し、転倒なく安全に清潔が保てるようになる |
一部介助での入浴に関するニーズ・目標
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 背中など届かない部分は手伝ってもらいながら、できるところは自分で洗いたい | できる部分を自分で洗いながら清潔が保たれ、自立した入浴が継続できるようになる | 顔・手足など届く範囲は自分で洗い、背中・足裏など届かない部分を職員が介助できる |
| 浴槽への出入りが不安なため手伝ってもらいながら、自分でできることは自分でしてさっぱりしたい | 浴槽への出入りを職員が介助しながら、自立した洗体で清潔が維持できるようになる | 浴槽への移乗介助を受けながら、洗体は自分で行い週2回の入浴が継続できる |
| 片麻痺があり一人での入浴は難しいが、できる限り自分で洗いながら清潔を保ちたい | 麻痺側を職員が介助しながら、健側の機能を活かした入浴が継続できるようになる | 健側で洗える部位は自分で洗い、麻痺側の洗体・浴槽出入りは職員が介助できる |
| 体力が落ちてきており一人では湯船から出るのが怖いため、手伝ってもらいながら入浴を続けたい | 浴槽からの立ち上がり介助を受けながら、安全に入浴が継続できるようになる | 洗体は自分で行い、浴槽からの立ち上がり・移動のみ職員の介助を受けて週2回入浴できる |
見守りでの入浴に関するニーズ・目標
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 一人での入浴は転倒が心配だが、見ていてもらえれば自分で洗えるため、できる限り自分で入浴したい | 見守りのもとで自立した入浴が継続でき、清潔と自立心が維持できるようになる | 職員の見守りのもとで週2回自分で入浴し、転倒なく安全に清潔が保てるようになる |
| 認知症があり入浴の手順がわからなくなることがあるが、声かけしてもらいながら自分で入浴したい | 職員の声かけ・見守りのもとで入浴習慣が維持され、清潔な状態で生活が続けられるようになる | 職員の声かけにより入浴の手順が確認でき、概ね自分で洗体・入浴が週2回できるようになる |
| お風呂好きなので自分で入りたいが、のぼせやすいため見守ってもらいながら入浴したい | 見守りのもとで安全に入浴が継続でき、お風呂を楽しみながら生活できるようになる | 入浴時間・湯温を管理しながら職員が見守り、のぼせなく安全に週2回入浴できるようになる |
入浴拒否・入浴への抵抗感に関するニーズ・目標
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| 入浴することへの抵抗があるが、清潔でいたい気持ちはあるため、無理なく清潔を保ちたい | 本人のペースに合わせた清潔ケアが継続でき、皮膚トラブルなく生活できるようになる | 入浴が難しい日は清拭・足浴で対応し、週2回のうち少なくとも1回は入浴できるようになる |
| 他人に体を見られることが恥ずかしく入浴を嫌がることがあるが、清潔にしたい気持ちはある | 羞恥心に配慮したケアにより入浴への抵抗が軽減し、清潔が維持できるようになる | 同性介助・タオルでのカバーなど羞恥心への配慮を徹底し、入浴拒否の回数が減るようになる |
| 以前は毎日お風呂に入っていたのに今はなかなか入れないため、できるだけ入浴できるようになりたい | 入浴習慣が施設でも維持でき、さっぱりした状態で毎日を過ごせるようになる | 本人が入浴しやすい時間帯・曜日・声かけ方法を工夫し、週2回の入浴が安定してできるようになる |
入浴を通じた楽しみ・生活の質に関するニーズ・目標
| 生活全般の解決すべき課題(ニーズ) | 長期目標 | 短期目標 |
|---|---|---|
| お風呂でゆっくり温まることが毎週の楽しみなため、これからも入浴を楽しみながら生活したい | 入浴が生活の楽しみとして継続でき、生活の質が維持された施設生活が送れるようになる | 週2回の入浴を継続し、湯船でゆっくりくつろぐ時間が毎週確保できるようになる |
| 入浴後に肌がかゆくなることが気になるため、肌の状態に合ったケアを受けながら清潔を保ちたい | 入浴後の保湿ケアが継続され、皮膚トラブルなく快適に生活できるようになる | 入浴後の保湿ケアを毎回実施し、皮膚の乾燥・かゆみが軽減できるようになる |
| 季節の入浴(ゆず湯・菖蒲湯など)を楽しみにしているため、施設でも季節の行事を感じながら入浴したい | 季節の入浴イベントに参加しながら、生活の楽しみと潤いが維持できるようになる | 季節の入浴イベントに参加し、入浴を通じて季節感を感じられる生活が続けられるようになる |
2024年・2025年・2026年
介護保険・介護報酬改定の情報
令和8年度(2026年)障害福祉サービス等報酬改定の概要と変更点まとめ
令和6年~8年 地域区分(介護)区市町村の等級一覧(2024年4月~)
介護保険区分支給限度基準額一覧(要支援・要介護)
令和8年(2026年)介護報酬改定
- 令和8年度介護報酬改定 介護職員の給与を最大月1.9万円賃上げの内容
- 令和8年度版「介護職員等処遇改善加算」算定要件・配分ルール・計算方法
- 国保中央会運用「LIFE」2026年5月11日〜7月31日に移行作業しないと加算の継続算定できない
令和8年(2026年)介護報酬改定後の介護保険サービスごとの介護報酬・単位数
介護保険の居宅サービス介護給付費単位数(対象:要介護)
- 居宅介護支援費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問介護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問看護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問リハビリテーション費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 通所介護費(デイサービス) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 通所リハビリテーション費(デイケア) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 短期入所生活介護費(ショートステイ) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 居宅療養管理指導費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 福祉用具貸与費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
地域密着型サービスの単位数改定内容
- 地域密着型通所介護費(小規模デイサービス) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 認知症対応型共同生活介護費(認知症グループホーム) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 小規模多機能型居宅介護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
介護予防サービス(対象:要支援)
- 介護予防支援費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 介護予防訪問看護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 介護予防居宅療養管理指導費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 介護予防短期入所生活介護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
2026年(令和8年度)・2024年 介護報酬改定で特徴的な加算・制度
- 介護施設の協力医療機関とは?【2027年4月に義務化】
- 協力医療機関連携加算とは?単位数・算定要件・厚労省Q&A
- 高齢者虐待防止措置未実施減算の算定要件
- 【2026年版】科学的介護情報システム「LIFE」とは
- 個別機能訓練加算(Ⅰ)サービス種別ごとの単位数・算定要件
利用者負担軽減の仕組みの改定
補足給付(負担限度額認定)に関わる見直しは、以下のとおりです。
令和6年8月1日施行 基準費用額の見直し
令和7年8月1日施行 多床室の室料負担


