ケアマネの支援経過記録の書き方と場面別文例集【コピペOK】

ケアマネが日々記録する支援経過記録(第5表・経過記録)の書き方と、場面別の文例・文言集です。

「何を書けばいいかわからない」「毎回同じような内容になってしまう」「実地指導で指摘されない記録の書き方を知りたい」というケアマネの方に向けて、場面別にそのままコピペして使える文例をまとめました。

・支援経過記録の書き方がわからず毎回悩んでいるケアマネの方へ
・実地指導・運営指導で指摘を受けない記録を書きたい方へ

支援経過記録とは何か

支援経過記録(第5表)は、ケアマネジャーが利用者への支援の経過・内容を時系列で記録する書類です。モニタリング記録・担当者会議記録(第4表)と並んで、実地指導で最も確認される書類のひとつです。

支援経過記録に記録すべき主な内容は以下の通りです。

  • 利用者・家族への訪問・連絡の内容
  • サービス事業者との連絡・調整の内容
  • 担当者会議・カンファレンスの実施記録
  • 利用者・家族からの相談・苦情への対応
  • 状態変化・緊急対応の記録
  • ケアプランの変更・見直しの経緯
  • 関係機関(医療機関・行政等)との連絡内容

支援経過記録を書くときの4つのポイント

①「誰が・何を・どう判断したか」を明記する
「訪問した」だけでは不十分です。「誰と面談し・何を確認し・どう判断・対応したか」まで書くことで記録の質が上がります。

②事実と判断・意見を区別して書く
「本人より○○との発言あり(事実)」と「状態変化の可能性があるため主治医へ連絡する方針とした(判断)」を分けて書くと明確な記録になります。

③電話・FAX・メールの連絡も記録する
訪問だけでなく、電話連絡・FAX・メールによる連絡内容も記録します。「誰に・何について・何時頃連絡したか」を残しておくことが重要です。

④モニタリング記録との使い分けを意識する
支援経過記録は「日々の支援の経過」を記録するもので、モニタリング記録は「目標の達成状況の評価」を記録するものです。重複することもありますが、目的が異なることを意識してお使いください。

支援経過記録の場面別文例一覧

【初回面談・契約時】の文例

場面 文例
初回面談・アセスメント実施 ○月○日 初回面談のため利用者宅を訪問。本人・家族(続柄)同席のもとアセスメントを実施した。本人より「できる限り自宅で生活を続けたい」との意向が確認された。家族より「介護に不安があるため支援をお願いしたい」との発言あり。身体状況・生活状況・医療情報等を確認し、課題の整理を行った。今後のサービス導入についてケアプラン原案を作成する予定とする。
契約・重要事項説明 ○月○日 居宅介護支援の利用契約・重要事項説明のため利用者宅を訪問。本人・家族(続柄)に対して重要事項説明書・契約書の内容を説明し、同意のうえで署名・捺印を得た。個人情報の取り扱いについても説明し同意を得た。
ケアプラン原案の説明・同意 ○月○日 作成したケアプラン原案の説明のため利用者宅を訪問。本人・家族(続柄)にケアプランの内容(目標・サービス内容・利用料等)について丁寧に説明を行い、同意のうえで署名を得た。○月○日よりサービスを開始することを確認した。

【担当者会議・サービス調整】の文例

場面 文例
担当者会議の開催 ○月○日 サービス担当者会議を利用者宅にて開催。出席者:本人・家族(続柄)・訪問介護○○事業所・通所介護○○事業所・ケアマネジャー。ケアプランの内容について各担当者より確認・合意を得た。詳細は第4表(サービス担当者会議の要点)に記録。
担当者会議を書面照会で代替 ○月○日 認定更新に伴うケアプランの変更について、担当者が参集することが困難なため書面照会にて対応。各事業所へ照会文書を送付。○月○日までに全事業所より同意の回答を得た。
新規サービス事業所との連絡調整 ○月○日 新たに導入する訪問介護(○○事業所)へ電話連絡。サービス開始日・内容・留意事項について確認を行った。○月○日よりサービス開始で調整完了。利用者・家族にも開始日を連絡済み。
複数事業所間の調整 ○月○日 訪問介護・通所介護・訪問看護の各事業所へ電話連絡し、サービス提供状況・利用者の状態について情報収集を行った。各事業所より大きな変化はないとの報告を受けた。情報を統合し、ケアプランの継続が適切と判断した。

【モニタリング訪問】の文例

場面 文例
月次モニタリング訪問(状態安定) ○月○日 モニタリングのため利用者宅を訪問。本人・家族(続柄)より状況確認を行った。心身状態に大きな変化はなく、各サービスは計画通り実施されている。ケアプランの目標は概ね達成されており、現在のサービス内容を継続することが適切と判断した。詳細はモニタリング記録に記載。
モニタリング訪問(状態変化あり) ○月○日 モニタリングのため利用者宅を訪問。先月と比較して歩行状態の悪化・転倒リスクの増大が確認された。本人より「最近転びそうになることが増えた」との発言あり。速やかに主治医・各サービス事業所へ状態変化の報告を行い、ケアプランの見直しを検討する方針とした。詳細はモニタリング記録に記載。
テレビ電話でのモニタリング実施 ○月○日 テレビ電話(○○)にて本人・家族(続柄)とモニタリングを実施。事前に関係者の合意を得たうえでの実施。利用者の状態は安定しており、サービス利用にも問題はないとのことで確認した。なお、収集できなかった情報については各サービス事業所との連携により補完した。詳細はモニタリング記録に記載。

【状態変化・緊急対応】の文例

場面 文例
体調急変・救急搬送 ○月○日 訪問介護事業所より「○○様が○○の状態になり救急搬送した」との連絡を受けた。家族(続柄)へ連絡し入院先(○○病院)を確認した。本日○時頃に病院へ訪問し、担当看護師・家族と状況確認を行った。入院期間中のサービス一時中断について各事業所へ連絡済み。退院後は速やかに担当者会議を開催する予定とする。
転倒・骨折の報告を受けた ○月○日 家族より「昨日自宅内で転倒し、○○骨折で○○病院に入院した」との連絡を受けた。家族・病院担当者と状況を確認。退院に向けたリハビリを実施中とのことで、退院予定は未定。各サービス事業所へ入院・サービス一時中断を連絡した。退院時には退院前カンファレンスへの参加を予定している。
入院中の状況確認 ○月○日 入院中の○○様の状態確認のため○○病院を訪問。担当看護師より状態の説明を受けた。退院に向けて回復中であり、退院予定は○月○日頃とのことで確認した。退院後のサービス再開・変更について各事業所へ事前連絡を行う予定とする。
認知症の急激な症状悪化 ○月○日 訪問介護事業所より「今週から○○様の言動に変化があり、対応が難しくなっている」との報告を受けた。本日、利用者宅を訪問し状態を確認。認知症の症状悪化が見られるため、主治医へ連絡し診察の調整を依頼した。状況に応じてケアプランの見直しを行う方針とする。
発熱・感染症疑いの対応 ○月○日 家族より「昨夜から発熱がある」との連絡を受けた。訪問看護事業所へ連絡・情報共有を行い、本日の訪問で状態確認をするよう依頼した。○時頃に訪問看護より「体温○度・バイタル安定」との報告。引き続き状態変化に留意するよう各事業所へ連絡した。

【家族からの相談・連絡対応】の文例

場面 文例
家族からサービスへの不満・相談 ○月○日 家族(続柄)より電話連絡あり。「訪問介護の担当者が変わってから○○様が不安定になっている」との相談を受けた。詳しく状況を聞き取り、訪問介護事業所へ内容を伝えて対応を依頼した。○月○日に担当サービス提供責任者と再度話し合いの場を設ける予定とする。
家族から介護疲れの相談 ○月○日 家族(続柄)より電話連絡あり。「介護が大変になってきて限界を感じている」との相談を受けた。家族の話を傾聴し、レスパイトケア(ショートステイの活用等)について情報提供を行った。次回訪問時に詳しく協議する予定とする。
家族から施設入所の相談 ○月○日 家族(続柄)より「そろそろ施設への入所を検討したい」との相談を受けた。施設の種類・費用・申し込み方法について情報提供を行った。本人の意向も確認したうえで、次回訪問時に具体的な相談を進める予定とする。
遠方家族からの問い合わせ対応 ○月○日 遠方に居住する家族(続柄)より電話連絡あり。利用者の現在の状態・サービス利用状況について報告を行った。家族より安心したとの発言があり、引き続き定期的な状況報告を行うことを確認した。

【苦情・トラブル対応】の文例

場面 文例
利用者・家族からの苦情を受けた ○月○日 家族(続柄)より「○○サービスの○○について不満がある」との苦情の申し出があった。苦情の内容を詳しく聞き取り、記録した。○○事業所へ内容を報告し、事実確認と改善策の検討を依頼した。○月○日に改善策について回答をもらう予定とする。
事業所間のトラブル対応 ○月○日 ○○事業所より「サービス提供時に○○の問題が生じた」との報告を受けた。状況を確認のうえ、関係事業所と情報共有を行い、再発防止策について協議した。利用者・家族へも状況を報告し、理解を得た。
サービス提供時の事故報告 ○月○日 ○○事業所より「サービス提供中に○○様が転倒した」との報告を受けた。事故の詳細を確認し、家族へ連絡・報告を行った。主治医への受診を勧め、受診結果を確認のうえ今後の対応を検討する方針とした。再発防止策について○○事業所と協議する予定とする。

【医療機関・関係機関との連絡調整】の文例

場面 文例
主治医への情報提供・連絡 ○月○日 主治医(○○病院・○○先生)へ電話連絡。利用者の生活状況・服薬状況・状態変化について情報提供を行った。主治医より「現在の治療方針を継続する」との回答を得た。今後も定期的な情報共有を継続していく。
退院前カンファレンスへの参加 ○月○日 ○○病院にて退院前カンファレンスに参加。出席者:病棟担当看護師・MSW・理学療法士・家族(続柄)・ケアマネジャー。退院後の在宅生活に向けた課題整理と支援方針について協議した。退院後のサービス体制について調整を進めることを確認。退院予定日は○月○日。
地域包括支援センターとの連携 ○月○日 地域包括支援センター担当者へ電話連絡。利用者の状況について情報共有を行い、今後の支援方針について協議した。必要に応じて地域資源の活用・連携を継続していく方針とした。
介護保険更新申請のサポート ○月○日 介護保険認定更新の申請時期となったため、利用者宅を訪問し更新申請の手続きについて説明を行った。申請書類の記載を支援し、○月○日に市区町村への提出が完了した。認定調査の日程については別途連絡予定。

【ケアプラン変更・見直し】の文例

場面 文例
再アセスメントの実施 ○月○日 状態変化に伴い再アセスメントを実施するため利用者宅を訪問。本人・家族(続柄)より現在の状況・ニーズについて詳しく聞き取りを行った。新たな課題として○○が確認されたため、ケアプランの見直しを行う予定とする。
ケアプラン変更の説明・同意 ○月○日 ケアプラン変更内容の説明のため利用者宅を訪問。変更内容(○○サービスの追加・変更等)について本人・家族へ丁寧に説明を行い、同意のうえで署名を得た。○月○日より変更後のサービスを開始することを確認した。
サービス一時中断・再開の手続き ○月○日 入院のためサービスを一時中断していた○○様が退院し、本日よりサービスを再開した。各事業所へサービス再開の連絡を行い、退院後の状態変化に合わせたケアプランへの変更手続きを進める。○月○日に担当者会議を開催予定。

【看取り・ターミナル期】の文例

場面 文例
看取りの意向確認 ○月○日 利用者宅を訪問。主治医より病状の説明があったことを受け、今後の療養方針について本人・家族(続柄)と話し合いの場を設けた。本人より「自宅で最期を迎えたい」との意向が確認された。家族も在宅での看取りを希望しており、看取りに向けたサービス体制の整備を進める方針とした。
看取り期の状態確認・家族支援 ○月○日 看取り期における状態確認のため利用者宅を訪問。訪問看護師より病状の報告を受け、本人の苦痛が最小限になるよう対応が続けられていることを確認した。家族より不安の訴えがあり、丁寧に傾聴しながら状況を説明した。引き続き家族への精神的サポートを継続していく。
逝去後の家族への連絡・対応 ○月○日 訪問看護より○○様が逝去されたとの連絡を受けた。家族へお悔やみの連絡を行い、今後の手続き(サービス廃止・保険証返却等)について説明を行った。書類の準備が整い次第、改めて連絡する予定とする。

支援経過記録でよく使うフレーズ集

【訪問時の書き出し】

  • ○月○日 ○○のため利用者宅を訪問。本人(および家族・続柄)と面談した。
  • ○月○日 定期訪問のため利用者宅を訪問。本人・家族(続柄)より状況確認を行った。

【電話連絡の書き方】

  • ○月○日 ○○事業所へ電話連絡。○○について情報共有・調整を行った。
  • ○月○日 家族(続柄)より電話連絡あり。○○について相談を受けた。
  • ○月○日 主治医(○○病院)へ電話連絡。○○について報告・確認を行った。

【本人・家族の発言の記録】

  • 本人より「○○」との発言あり。
  • 家族(続柄)より「○○」との相談・報告を受けた。
  • 本人・家族ともに○○について同意・確認が得られた。

【判断・対応・方針の記録】

  • ○○のため、主治医・各サービス事業所へ情報提供を行う方針とした。
  • ○○について状態変化の可能性があるため、引き続き観察を継続する。
  • ○○のため、速やかに担当者会議を開催する予定とする。
  • 現在のケアプランを継続することが適切と判断した。
  • ケアプランの見直しが必要と判断し、再アセスメントを実施する予定とする。

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