ケアプラン第3表(週間サービス計画表)の書き方と記入例【実地指導対策】

ケアプラン第3表(週間サービス計画表)の書き方・各欄の記入方法・よくある間違いと対策を解説します。

「第3表の書き方がよくわからない」「どこまで書けばいいか迷う」「実地指導で指摘されないか心配」というケアマネの方に向けて、記入例と実地指導のポイントをあわせてまとめました。

・第3表の書き方・記入例を確認しながらプラン作成を進めたい方へ
・実地指導・運営指導での指摘を避けたい方へ

ケアプラン第3表とは何か

ケアプラン第3表(週間サービス計画表)は、利用者が1週間の中でどのような生活を送り、どのようなサービスをいつ受けるかを一覧で示した計画書です。第2表でニーズと目標を定めたうえで、その目標を達成するために必要なサービスを「いつ・どこで・誰から・何を受けるか」という視点で時間軸に沿って整理したものです。

第3表の主な役割は以下の3点です。

  • 利用者・家族がサービスの全体像を一目で把握できるようにする
  • 複数のサービス事業者間でサービスの調整を行いやすくする
  • ケアマネジャーが週単位の生活リズムを把握しケアマネジメントに活かす

第3表は第2表のサービス内容と整合性が取れていることが重要であり、実地指導でも両表の整合性が確認されます。

第3表の各欄の書き方

①週単位以外のサービス

週単位以外のサービスとは、毎週決まった曜日に提供されるわけではないサービスを指します。具体的には以下のようなサービスが該当します。

  • 月1〜2回程度のショートステイ
  • 月1回の訪問診療
  • 月数回の訪問歯科・訪問薬剤管理指導
  • 定期的でない家族の支援
  • 緊急時のサービス利用

書き方のポイントとして、「月○回」「隔週○曜日」など、頻度がわかるように記載することが重要です。「必要に応じて」という曖昧な表現は避け、できる限り具体的な頻度を記載しましょう。

②時間帯ごとのサービス

第3表のメインとなる部分で、月曜〜日曜の各曜日について、時間帯別にサービス内容を記載します。記載する際は以下の点を意識しましょう。

サービス種別を正確に記載する
「訪問介護(身体介護)」「訪問介護(生活援助)」「通所介護」のように、サービスの種別を省略せずに記載します。「ヘルパー」「デイ」という略称だけでは不十分です。

インフォーマルサービスも記載する
家族による支援・近隣住民の見守り・配食サービスなど、介護保険外のサービスや支援も記載します。これにより利用者の1週間の生活全体が見えるようになります。

主な日常生活上の活動も記載する
起床・就寝・食事・服薬・入浴などの日常的な活動を記載する欄もあります。生活リズムが見えるよう、概ねの時間帯を記載しましょう。

③主な日常生活上の活動

起床・朝食・昼食・夕食・就寝の時間帯、入浴の曜日・時間、服薬のタイミングなど、生活の基本的なリズムを記載します。これはサービスとの整合性を確認するための欄でもあります。

第3表の記入例

以下は、典型的な在宅利用者の第3表の記入例です。

【事例】要介護2・一人暮らし・週3回訪問介護・週2回通所介護利用の場合

時間帯
6:00〜8:00 起床・朝食・服薬 起床・朝食・服薬 起床・朝食・服薬 起床・朝食・服薬 起床・朝食・服薬 起床・朝食・服薬 起床・朝食・服薬
8:00〜10:00 訪問介護(身体介護・生活援助) 通所介護(送迎・入浴・機能訓練) 訪問介護(身体介護・生活援助) 通所介護(送迎・入浴・機能訓練) 訪問介護(身体介護・生活援助) 家族訪問・支援
12:00〜13:00 配食サービス(昼食) 通所介護(昼食) 配食サービス(昼食) 通所介護(昼食) 配食サービス(昼食) 配食サービス(昼食) 家族と昼食
18:00〜20:00 夕食・服薬・就寝準備 通所介護(送迎・帰宅) 夕食・服薬・就寝準備 通所介護(送迎・帰宅) 夕食・服薬・就寝準備 夕食・服薬・就寝準備 夕食・服薬・就寝準備

週単位以外のサービス:
月1回 訪問看護(健康管理・服薬確認)、月1回 訪問薬剤管理指導、月2回程度 ショートステイ(家族負担軽減のため)

第3表でよくある間違いと対策

間違い①:第2表のサービスと第3表の内容が一致していない

第2表に記載したサービスが第3表に反映されていない・逆に第3表にはあるが第2表にないサービスが記載されているという矛盾が生じやすいです。

対策として、第2表と第3表を同時に確認しながら作成・見直しを行う習慣をつけましょう。特に変更時は両表を同時に更新することが重要です。

間違い②:インフォーマルサービスが記載されていない

公的な介護保険サービスしか記載されておらず、家族支援・配食サービス・見守りなどが抜けているケースが多いです。

対策として、利用者の1週間の生活全体を把握し、介護保険サービス以外の支援・活動も漏れなく記載しましょう。インフォーマルサービスの記載はアセスメントや実地指導でも評価されます。

間違い③:時間の記載が曖昧または記載されていない

「午前中」「夕方」という表現では、時間帯が不明確です。実際のサービス提供時間に合わせた具体的な時間帯の記載が求められます。

対策として、サービス事業所からの情報をもとに、できる限り実際の提供時間に近い時間帯を記載しましょう。

間違い④:週単位以外のサービスの記載が「必要時」のみになっている

「必要時に訪問看護」「緊急時のショートステイ」という記載だけでは、計画性が感じられないと指摘されることがあります。

対策として、定期的なサービスについては「月○回」「隔週○曜日」など頻度を明記し、緊急時利用のサービスについては「緊急時・状態変化時に利用」と明記することで計画性が伝わります。

間違い⑤:更新・変更時に第3表が更新されていない

ケアプランを変更した際に第2表は更新したが第3表が古いままになっているというケースが実地指導でよく指摘されます。

対策として、ケアプラン変更時は必ず第2表・第3表をセットで更新することを習慣化しましょう。

第3表の「主な日常生活上の活動」の記入例

主な日常生活上の活動欄には、利用者の典型的な1日の生活リズムを記載します。以下は記入例です。

時間帯 活動内容
6:00頃 起床・洗面・着替え
7:00頃 朝食・服薬
9:00〜12:00 サービス利用・自宅での過ごし方(テレビ・読書など)
12:00頃 昼食
13:00〜15:00 昼寝・趣味活動
18:00頃 夕食・服薬
21:00頃 就寝準備・就寝

第3表と実地指導のポイント

実地指導では第3表について以下の点が確認されます。事前にチェックしておきましょう。

  • 第2表のサービス内容と第3表の記載が一致しているか
  • インフォーマルサービス・家族支援が記載されているか
  • 週単位以外のサービスに頻度が明記されているか
  • サービス変更時に第3表も更新されているか
  • 署名・同意の日付がケアプラン全体(第1〜7表)と整合しているか
  • 利用者・家族がサービス計画の内容を理解・同意しているか(説明記録があるか)

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