
サービス担当者会議の照会依頼文・欠席者への文書の文例集です。担当者会議を書面照会で代替する場合・欠席者への照会を行う場合の文例をまとめました。
・照会依頼文の書き方がわからず悩んでいるケアマネの方へ
・実地指導・運営指導で指摘を受けない照会文書を作成したい方へ
新規・認定更新時の第4表文例はこちら。
状態変化・ケアプラン変更時の文例はこちらをご覧ください。
照会が認められる場面とは
サービス担当者会議は原則として開催する必要がありますが、以下の場合は会議を開催せず書面による照会で代替することが認められています。
| 照会が認められる場面 | 根拠 |
|---|---|
| 軽微な変更(サービス回数・時間の小幅な変更など) | 会議開催の手続きを省略できる「軽微な変更」に該当する場合 |
| 担当者が参集することが困難な場合 | 緊急やむを得ない場合として照会で代替できる |
| 会議開催後に欠席者がいた場合 | 欠席した担当者に対して照会を行い意見を収集する |
| 末期の悪性腫瘍等(医師が認める場合) | 特例として会議の開催が困難な場合に照会が認められる |
なお、実地指導では「なぜ会議を開催しなかったのか」の理由と、照会で収集した意見が記録に残っているかが確認されます。照会文書と回答は必ず保存しておきましょう。
照会依頼文の文例集
【認定更新・現状維持での照会】の文例
ケース①:認定更新でサービス内容に変更がなく、照会で代替する場合
| 項目 | 文例 |
|---|---|
| 照会依頼文 | ○○様
平素より大変お世話になっております。○○居宅介護支援事業所の担当ケアマネジャー○○でございます。 このたび、利用者○○様(要介護○)の介護保険認定が更新されました。心身の状態に大きな変化はなく、現在のサービス内容を継続することが適切と判断しております。 つきましては、担当者会議を開催する代わりに書面にて照会をさせていただきます。下記のケアプラン原案の内容についてご確認いただき、ご意見・ご確認をいただけますようお願い申し上げます。 【ケアプランの主な内容】 ご多忙のところ恐れ入りますが、○月○日までにご回答いただけますようよろしくお願いいたします。 |
| 照会回答欄の文例 | 上記ケアプランの内容を確認しました。現在のサービス内容で継続することについて同意します。特段の意見・変更事項はありません。(事業所名・担当者名・日付) |
ケース②:軽微な変更(サービス回数の変更)で照会する場合
| 項目 | 文例 |
|---|---|
| 照会依頼文 | ○○様
平素より大変お世話になっております。○○居宅介護支援事業所の担当ケアマネジャー○○でございます。 利用者○○様の状態変化に伴い、下記の通りケアプランの軽微な変更を行うこととなりました。変更内容についてご確認・ご同意をいただきたく、書面にてご照会申し上げます。 【変更内容】 上記変更についてご確認いただき、○月○日までにご回答いただけますようよろしくお願いいたします。 |
| 照会回答欄の文例 | 上記変更内容を確認しました。変更内容について同意します。○月○日より対応可能です。(事業所名・担当者名・日付) |
【担当者会議欠席者への照会】の文例
ケース③:担当者会議に欠席した事業者への照会
| 項目 | 文例 |
|---|---|
| 照会依頼文 | ○○様
平素より大変お世話になっております。○○居宅介護支援事業所の担当ケアマネジャー○○でございます。 ○月○日に開催しました○○様(要介護○)のサービス担当者会議についてですが、ご欠席されましたので書面にてご照会申し上げます。 【会議の概要】 【検討内容・結論】 上記内容についてご確認いただき、ご意見がある場合はお申し出いただきますようよろしくお願いいたします。○月○日までにご回答いただけますと幸いです。 |
| 照会回答欄の文例 | 会議の内容を確認しました。ケアプランの内容および会議での結論について同意します。特段の意見はありません。(事業所名・担当者名・日付) |
ケース④:主治医が欠席の場合の照会
| 項目 | 文例 |
|---|---|
| 照会依頼文 | ○○先生
平素より大変お世話になっております。○○居宅介護支援事業所の介護支援専門員○○でございます。 患者様○○様(○年○月○日生)のケアプランについて、下記の通りご照会申し上げます。 現在○○様に提供しているサービスについて、ケアプランを(新規作成・更新・変更)いたしました。つきましては、医学的な観点からのご意見を頂戴したく存じます。 【ケアプランの主な内容】 ご多忙のところ恐れ入りますが、○月○日までにご回答いただけますようよろしくお願い申し上げます。 |
| 照会回答欄の文例 | ケアプランの内容を確認しました。医学的な観点から特段の問題はありません。現在の方針で継続することに同意します。(医療機関名・医師名・日付) |
【緊急時・やむを得ない場合の照会】の文例
ケース⑤:急変・緊急のサービス変更で会議開催が困難な場合
| 項目 | 文例 |
|---|---|
| 照会依頼文 | ○○様
平素より大変お世話になっております。○○居宅介護支援事業所の担当ケアマネジャー○○でございます。 利用者○○様に○月○日に急変が生じ、緊急的にケアプランの変更が必要となりました。担当者を一堂に集めてのサービス担当者会議の開催が困難な状況であるため、やむを得ず書面照会にて対応させていただきます。 【変更内容と理由】 お手数をおかけしますが、緊急の案件ですので○月○日までにご回答いただけますようお願い申し上げます。状況が落ち着き次第、改めて担当者会議を開催する予定としております。 |
| 照会回答欄の文例 | 緊急変更の内容を確認しました。上記変更内容について同意します。○月○日より対応いたします。(事業所名・担当者名・日付) |
【末期がん・看取り時の照会】の文例
ケース⑥:末期の悪性腫瘍等で担当者会議の開催が困難な場合
| 項目 | 文例 |
|---|---|
| 照会依頼文 | ○○様
平素より大変お世話になっております。○○居宅介護支援事業所の担当ケアマネジャー○○でございます。 利用者○○様は現在末期の悪性腫瘍(主治医が認める状態)であり、病状の進行に伴い迅速なサービス変更が必要な状況です。担当者が一堂に集まってのサービス担当者会議の開催が困難な状況であるため、書面照会にて対応させていただきます。 【ケアプランの主な変更内容】 ご確認いただき、○月○日までにご回答いただけますようよろしくお願い申し上げます。 |
| 照会回答欄の文例 | ケアプランの変更内容を確認しました。看取りに向けたサービス変更について同意します。○月○日より対応いたします。(事業所名・担当者名・日付) |
【主治医への照会】の文例
主治医は多忙で担当者会議への出席が難しいことが多く、照会での意見聴取が最も多い相手です。医学的な観点に絞った具体的な質問にすると回答を得やすくなります。
文例:
「いつもお世話になっております。〇〇様のサービス担当者会議を下記の通り開催いたしますが、ご多忙のことと存じますので、書面にてご意見を伺いたくご照会申し上げます。現在のケアプラン(別紙参照)にて、デイサービスでの入浴・機能訓練を週2回継続しております。医学的な観点から、運動負荷や入浴に際して留意すべき点、その他サービス内容についてご意見がございましたらご記入ください。恐れ入りますが、〇月〇日までにご返送いただけますと幸いです。」
【認定更新・短期目標の期間見直しに伴う照会】の文例
認定更新や目標期間の満了に伴い、サービス内容に変更がない場合の照会文例です。「変更がないこと」と「継続の妥当性」を確認する形にするのがポイントです。
文例:
「〇〇様の介護認定更新(認定有効期間:令和〇年〇月〇日〜)に伴い、ケアプランを更新いたします。サービス内容・回数に変更はなく、短期目標の期間を〇ヶ月延長するものです。現在の目標達成状況は別紙モニタリング表の通りです。継続にあたりご意見がございましたら、〇月〇日までにご回答をお願いいたします。ご意見がない場合は、現行内容での継続に同意いただいたものとして取り扱わせていただきます。」
なお、短期目標の期間のみの延長が「軽微な変更」に該当するかどうかは市町村により運用が異なります。判断基準はケアプランの軽微な変更で一連の業務が必要か(厚生労働省)で解説しています。
照会への「回答」の書き方と文例
自分が照会を受ける側(サービス事業所・施設ケアマネ等)になった場合の回答文例です。回答は「意見の有無」を明確にし、専門職としての観察事実を添えると次のケアプランに活かされやすくなります。
回答文例①(現状維持で意見なし):
「ご照会いただいたケアプラン原案について、内容を確認いたしました。当事業所からの意見は特にございません。引き続き現行の内容でサービス提供が可能です。」
回答文例②(観察事項を添える場合):
「ケアプラン原案の内容で異存ございません。なお、直近1ヶ月で歩行時のふらつきが以前よりやや増えている様子が見られます。送迎時の乗降に職員が付き添う対応を継続しますので、今後の目標見直しの参考としてご報告いたします。」
回答文例③(変更の提案がある場合):
「ご提案のサービス内容について、入浴を週1回から週2回に増やすことをご検討いただけないでしょうか。理由として、皮膚の乾燥・掻き傷が増えており、清潔保持の頻度を上げる必要があると考えております。ご検討のほどよろしくお願いいたします。」
照会文書作成・管理のポイント
①照会文書と回答は必ず保存する
照会依頼文・回答文書は実地指導で確認される重要書類です。FAX・メール・郵便など方法に関わらず、送付した記録と受け取った回答を両方保存しておくことが必要です。
②回答期限を明記する
照会文書には「○月○日までにご回答ください」と期限を明記します。回答がない場合は電話で確認し、その記録も残しておくと安心です。
③第4表の「照会先」欄に記録する
担当者会議を書面照会で代替した場合、第4表の記録には照会先・照会日・回答内容を記載しておくことが重要です。
④軽微な変更の範囲を正しく理解する
厚生労働省が示す「軽微な変更」に該当しない変更については、原則として担当者会議の開催が必要です。「軽微な変更かどうか迷ったら開催する」という姿勢が実地指導対策としても安全です。
あわせてご活用ください
- サービス担当者会議の要点(第4表)文例集【新規・認定更新時】
- サービス担当者会議の要点(第4表)文例集【状態変化・ケアプラン変更時】
- ケアマネのモニタリングとは?居宅・施設・介護予防の基準・頻度・記録義務を解説
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- ケアプラン第2表(居宅版)の例文集一覧
- ケアプランの軽微な変更で一連の業務が必要か(厚生労働省)
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- ケアマネ実務・記録書類の書き方まとめ|ケアプラン全表・アセスメント・モニタリングの解説記事一覧
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介護保険・介護報酬改定の情報
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令和6年~8年 地域区分(介護)区市町村の等級一覧(2024年4月~)
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令和8年(2026年)介護報酬改定
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- 令和8年度版「介護職員等処遇改善加算」算定要件・配分ルール・計算方法
- 国保中央会運用「LIFE」2026年5月11日〜7月31日に移行作業しないと加算の継続算定できない
令和8年(2026年)介護報酬改定後の介護保険サービスごとの介護報酬・単位数
介護保険の居宅サービス介護給付費単位数(対象:要介護)
- 居宅介護支援費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問介護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問看護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 訪問リハビリテーション費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
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- 通所リハビリテーション費(デイケア) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 短期入所生活介護費(ショートステイ) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
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地域密着型サービスの単位数改定内容
- 地域密着型通所介護費(小規模デイサービス) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 認知症対応型共同生活介護費(認知症グループホーム) 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 小規模多機能型居宅介護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
介護予防サービス(対象:要支援)
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- 介護予防訪問看護費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
- 介護予防居宅療養管理指導費 2026年6月からの介護報酬・単位数一覧
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2026年(令和8年度)・2024年 介護報酬改定で特徴的な加算・制度
- 介護施設の協力医療機関とは?【2027年4月に義務化】
- 協力医療機関連携加算とは?単位数・算定要件・厚労省Q&A
- 高齢者虐待防止措置未実施減算の算定要件
- 【2026年版】科学的介護情報システム「LIFE」とは
- 個別機能訓練加算(Ⅰ)サービス種別ごとの単位数・算定要件
利用者負担軽減の仕組みの改定
補足給付(負担限度額認定)に関わる見直しは、以下のとおりです。
令和6年8月1日施行 基準費用額の見直し
令和7年8月1日施行 多床室の室料負担





