脳血管疾患(脳梗塞・脳出血)のニーズ・長期目標・短期目標の例文集

脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患のある利用者に関するケアプランのニーズ・長期目標・短期目標の例文・文言集です。

居宅サービス計画書(ケアプラン)を作成する際に直面する様々な課題を解決するためのお手伝いをします。

・脳血管疾患に関するニーズや目標の文例や記入例を見ながら、ケアプランや計画書作成をスムーズに進めたい方へ
・監査や実地指導での指摘を避け、安心して業務に取り組みたい方へ

脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患は、片麻痺・言語障害・嚥下障害・高次脳機能障害など多岐にわたる後遺症を残すことが多く、介護が必要になる原因疾患の上位を占めます。リハビリによる機能回復を目指す段階から、機能維持・再発予防・在宅生活の継続まで、利用者の状態によってニーズは大きく異なります。訪問看護・訪問リハビリとの連携が欠かせない場面も多く、ケアプランの文言作成に悩むことの多いテーマです。利用者の後遺症の種類や程度に合わせて文言をアレンジしてお使いください。

脳血管疾患(脳梗塞・脳出血)に関するニーズ・長期目標・短期目標例文一覧

脳血管疾患のケアプランを作成するときは、「どのような後遺症があるか」「現在の回復段階はどの程度か」「本人・家族の目標は何か」を丁寧に整理することが重要です。機能回復への意欲を引き出しながら、現実的で達成可能な目標を設定することを意識して文言をご活用ください。

片麻痺・身体機能の回復・維持に関するニーズ・目標

生活全般の解決すべき課題(ニーズ) 長期目標 短期目標
脳梗塞の後遺症で右(左)半身に麻痺があり、できる限り機能を回復させながら生活したい 麻痺側の機能が維持・改善し、日常生活動作の自立度が向上するようになる 訪問リハビリを週○回受け、麻痺側の関節可動域の維持と筋力向上が図れるようになる
片麻痺があり歩行が不安定なため、安全に移動できるようになりたい 安定した歩行ができるようになり、転倒なく日常生活が送れるようになる 理学療法士の指導のもと歩行訓練を継続し、介助または補助具を使って安全に歩けるようになる
麻痺側の腕・手が動かしにくく日常生活動作に支障があるため、上肢機能を改善させたい 麻痺側上肢の機能が改善し、日常生活動作の一部が自力で行えるようになる 作業療法士による上肢リハビリを週○回受け、麻痺側の随意運動が改善できるようになる
体の動きが全体的に低下しており廃用が進むのが心配なため、身体機能を維持したい 廃用症候群の進行が防止され、現在の身体機能を維持しながら在宅生活が続けられるようになる デイケアまたは訪問リハビリを週○回利用し、関節可動域と筋力の維持が図れるようになる
入院中のリハビリの効果を維持・継続するため、退院後も在宅でリハビリを続けたい 退院後もリハビリを継続することで機能が維持・向上し、在宅生活が安定して続けられるようになる 訪問リハビリまたは通所リハビリを週○回継続し、入院中に獲得した機能を維持できるようになる

言語障害・コミュニケーションに関するニーズ・目標

生活全般の解決すべき課題(ニーズ) 長期目標 短期目標
脳梗塞後に言葉が出にくくなり、うまく伝えられないため意思疎通ができるようになりたい 言語機能が改善し、日常的な意思疎通がスムーズにできるようになる 言語聴覚士によるリハビリを週○回受け、発語の明瞭度と語彙の回復が図れるようになる
失語症があり話すことが難しいが、家族や支援者と意思疎通しながら生活したい 代替手段を活用しながら意思が伝えられるようになり、安心して生活が続けられるようになる 文字盤・コミュニケーションボードなどを活用し、基本的な意思が伝えられるようになる
話すことへの自信をなくしており人との会話を避けるようになったため、再び交流を楽しみたい 人との交流への意欲が回復し、会話を楽しみながら社会参加ができるようになる デイサービスや訪問の場を通じて少しずつ会話の機会を増やし、他者との交流が楽しめるようになる

嚥下障害・食事に関するニーズ・目標

生活全般の解決すべき課題(ニーズ) 長期目標 短期目標
脳梗塞後に飲み込みが悪くなりむせることが多いため、誤嚥せずに食事ができるようになりたい 嚥下機能が改善・維持し、誤嚥なく安全に食事ができるようになる 言語聴覚士による嚥下訓練を受け、食形態の段階的な改善が図れるようになる
誤嚥が心配で食事量が減っており栄養状態が悪化しているため、安全に必要な栄養がとれるようになりたい 嚥下に配慮した食事が継続して確保され、栄養状態が維持できるようになる 嚥下食・とろみ食を活用し、必要な栄養量が安全に摂取できる状態を維持できる
食事中にむせや誤嚥が起きており誤嚥性肺炎が心配なため、予防しながら食事を楽しみたい 誤嚥性肺炎を起こすことなく、安全に食事を楽しみながら生活できるようになる 適切な食事姿勢と食形態を徹底し、食事中の観察体制を整えることで誤嚥リスクを軽減できる

高次脳機能障害に関するニーズ・目標

生活全般の解決すべき課題(ニーズ) 長期目標 短期目標
記憶障害があり日常生活でのミスや忘れ物が多いため、支援を受けながら安全に生活したい 記憶障害に対する支援体制が整い、ミスや忘れ物を最小限にしながら生活が続けられるようになる メモ・カレンダー・声かけなどの補助手段を活用し、日常生活のミスを減らすことができる
注意障害があり危険な場面での判断が難しいため、安全に生活できる環境を整えたい 安全な生活環境と支援体制が整い、注意障害による事故なく生活が続けられるようになる 危険な場面を事前に把握し、ヘルパーや家族による見守り体制を強化することができる
感情のコントロールが難しくなり家族や周囲との関係に影響が出ているため、安定した生活を送りたい 感情の変動に対する理解と対応体制が整い、家族関係を保ちながら生活が続けられるようになる 主治医・訪問看護師と連携し、感情コントロールの困難さへの対処方法を家族と共有できる

再発予防・健康管理に関するニーズ・目標

生活全般の解決すべき課題(ニーズ) 長期目標 短期目標
脳梗塞の再発が心配なため、服薬・血圧管理を続けながら安心して生活したい 服薬と血圧管理が継続され、脳梗塞の再発なく在宅生活が続けられるようになる 毎日の服薬と血圧測定を習慣化し、異常値が続く場合は速やかに主治医へ相談できるようになる
脳出血後に血圧管理が重要であるため、適切に管理しながら再出血を予防したい 血圧が安定した状態が維持され、脳出血の再発なく安心して在宅生活が続けられるようになる 訪問看護による定期的な血圧測定と服薬確認を受け、血圧の変動を早期に把握できる体制を整える
脳血管疾患の後遺症で生活が大きく変わり意欲が低下しているため、前向きに生活を続けたい 生活への意欲が回復し、後遺症と向き合いながら充実した在宅生活が続けられるようになる デイサービスへの参加や趣味活動を通じて、生活の楽しみや生きがいを見つけることができる
脳血管疾患による急変が心配なため、緊急時にも速やかに対応できる体制を整えたい 緊急時の対応体制が整い、万が一の際にも速やかに対処できる安心な生活が続けられるようになる 再発のサイン(顔の歪み・手足の脱力・呂律困難など)を本人・家族が理解し、緊急時に迷わず連絡できるようになる

2024年・2025年・2026年
介護保険・介護報酬改定の情報

令和8年度(2026年)障害福祉サービス等報酬改定の概要と変更点まとめ

令和6年~8年 地域区分(介護)区市町村の等級一覧(2024年4月~)

介護保険区分支給限度基準額一覧(要支援・要介護)

令和8年(2026年)介護報酬改定

令和8年(2026年)介護報酬改定後の介護保険サービスごとの介護報酬・単位数

介護保険の居宅サービス介護給付費単位数(対象:要介護)

地域密着型サービスの単位数改定内容

介護予防サービス(対象:要支援)

2026年(令和8年度)・2024年 介護報酬改定で特徴的な加算・制度

利用者負担軽減の仕組みの改定

補足給付(負担限度額認定)に関わる見直しは、以下のとおりです。

令和6年8月1日施行 基準費用額の見直し

令和7年8月1日施行 多床室の室料負担